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全国書きぞめ作品展覧会

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 今年度も「全国書きぞめ作品展覧会」に挑戦した生徒の中から受賞者が出ました。中学3年生の下羽千夏さんと高校2年生の菅健太くんで「日本書道芸術連盟協議会賞」を受賞しました。この2名は2年連続の受賞です。
下羽さんに話を聞いたところ「一字ずつが難しかったので、半紙での練習を繰り返しました。特に『新』の字のバランスが取りにくかったです」とのこと。2年連続については「受賞自体が自分にとっても驚きで取れるとは思わなかった」と謙虚な様子。でも「書道のこの達成感が好きなので、これからも続けたい」と前向きな気持ちを話してくれました。
 菅くんは「課題の字自体は簡単でしたが、行書にすると形が取りにくく苦戦したので、繰り返し練習しました。線が細いかなと気になる面が、かえって流れるような美しさを表現することになったと思います」とのこと。2年連続の受賞については「自分自身でも驚いていますが、良きライバルとなってくれる友人の存在がいて、書道も頑張れているんです」とのこと。「字を書いているときは『無』の状態になれるし、そのときの感情が字に表れる面白さも感じます。ずっと続けたいですね」とこちらも前向きなコメントをくれました。
 何事も継続する力、そして良き仲間との切磋琢磨が生徒を成長させるのですね。一つの課題をクリアすると、また次の課題が見えてきて、満足のいく字が書けるようになるのはとても難しいことです。そこが芸術の奥深さや面白さなのかもしれません。